ダニ・ハウスダスト映像

部屋の中に存在するハウスダストを特殊カメラを使用して撮影し、可視化しました

<ハウスダスト 寝室編>

寝具のある寝室はダニの巣窟です。特殊カメラを使って、布団からハウスダストが飛散する様子を撮影しました。

「寝具は使用することでダニが増え、それに伴いダニのフンや死骸などの小さなホコリも増えていきます。ダニが増えた布団を敷く、片付ける、整えるといった行為は、ダニのフンや死骸を含むホコリを空中に舞い上げます。またダニに汚染された布団の上での寝返りなどの行為も、ダニのフンや死骸を含むホコリを舞い上げます。舞い上がったホコリは、人が呼吸を通して吸い込む可能性があります。布団表面に掃除機をかけ、ホコリを吸い取り、減らしていくことが大切です。掃除機をかける際には、掛け布団、毛布、敷き布団、パッド、マットレスなど、使用している全てを対象にし、表面・裏面それぞれからホコリを取り除きます。」
(NPO法人東京アレルギー・呼吸器疾患研究所 環境アレルゲン研究班 班長 白井秀治氏)

<ハウスダスト リビング編>

布製のものは、ダニの温床になりやすい。隙間にたまるホコリからダニが見つかることも。クッションを置いているとダニが繁殖する可能性が高いです。ソファに座るたびに、ハウスダストが飛散しています。

「クッションやソファなど詰め物がある柔らかいものでは、ホコリを手で払う、位置や形を整える、人が座るなどの行為によって、それらからホコリが空中に舞い上がります。日常行う手で払うなどの行為、そして座るという当たり前の行為が、ホコリを舞い上げる原因になるのです。クッションやソファの表面に付着しているホコリを掃除機で取り除くとともに、クッションが重なった裏側やソファの座面が組み合わさった隙間のホコリを取り除くことが大切です。」
(NPO法人東京アレルギー・呼吸器疾患研究所 環境アレルゲン研究班 班長 白井秀治氏)

<ハウスダスト キッチン編>

布製のキッチンマットもスリッパで歩くたびにハウスダストが舞いあがります。

「室内に浮遊する小さなホコリは、時間が経つと床面に落下します。そして人の歩行などの動作によって、再び空中に舞い上がることが考えられます。床材の種類によって再浮遊のしやすさは、異なると考えれますが、再浮遊した細かなホコリは、風の流れに乗って他の場所を汚染することも考えられます。床面に落下したホコリの再浮遊するのを防ぐためには、床面の掃除が大切です。掃除機を用いて床面に落下したホコリを取り除きましょう。」
(NPO法人東京アレルギー・呼吸器疾患研究所 環境アレルゲン研究班 班長 白井秀治氏)

<生きているダニはしぶとい>

生きているダニは一般の掃除機ではなかなか吸い上げることはできません。しぶといダニの様子をマイクロスコープを使って撮影しました。

「ダニは布団の側生地の裏や中部に潜み、その小さな身体は、綿(わた)の隙間を自由に移動することができます。掃除機がけは、このような布団に潜むダニを減らす対策として知られ、広く行われています。そして掃除機を継続することで、布団内のダニを減らす効果が大きくなることも知られています。しかし布団への掃除機がけは、布団側生地の上から吸引をするため、吸引力は布団の奥深くまで届きにくく、繊維につかまるダニを吸い込みにくくなります。掃除機がけによりダニを減らすには、繰り返し行うことがポイントです。」
(NPO法人東京アレルギー・呼吸器疾患研究所 環境アレルゲン研究班 班長 白井秀治氏)

※撮影のためダニを綿(わた)の繊維に植えつけています