ダニハザードマップ

30年前と比べると、家の中のダニの数が約3倍にも増えたといわれています。日本の住宅では、鉄筋コンクリートや新素材を使用するようになり、高い気密性と保温効果によって、湿気がこもりやすくなったためダニにとって大変繁殖しやすい環境になってきたことが一因ではないかと考えられています。

家の中でもダニの住処となりやすいのは、ベッドなどの寝具類やカーペット・畳・ソファ。また、チリダニの餌となる人から剥がれ落ちたフケや皮膚の角質などが溜まりやすい場所には注意が必要です。そのほか、湿気がこもりやすいクローゼット・押入れ・タンスの中などで増殖しやすい傾向にあります。

ハザードマップ

監修/NPO法人東京アレルギー・呼吸器疾患研究所
環境アレルゲン研究班 班長 白井秀治氏

ベッドルーム

寝返りやベッドメイキングなどは、空中にダニアレルゲンを舞い上げる原因になります。 毎日使う寝具は、ダニのエサになる人のフケや垢が豊富。人の汗によって湿度も上昇し、ダニの温床になりやすいものです。ダニが増殖した寝具は、アレルゲンとなるダニのフンや死骸も多く溜まることになります。

子ども部屋

寝具があり、敷物がある場合、そこはダニが増える場所。 特に寝具はダニの温床になるだけでなく、寝返りなどで空中にダニアレルゲンが舞い上がる原因にもなります。 敷物や敷物の下ではダニが増えることも。 ぬいぐるみがある場合、それもダニの繁殖場所になります。ダニに対する意識が低く、対策できていないアイテムです。

押入れ・クローゼット

押入れは湿気が溜まりやすく、収納された寝具ではダニが増えることも。

和室(畳)

ダニの住処になる隙間があり、ダニの繁殖に適した湿度が保たれることが多い。

毛布

布団同様にエサが豊富で汗などの湿気により、ダニが増えやすいアイテムです。

ソファ・ラグ

布製のものは、ダニの温床になりやすい。隙間にたまるホコリからダニが見つかることも。クッションを置いている場合、そこもダニが繁殖する場所になる。

座布団

座布団はダニが増殖しやすい。レザーや合成皮革、フローリングなどでダニが住めない物でも、布のカバーで包んだり、敷物を重ねて使用すると、そこでダニが増えることもあるので、注意が必要です。

カーテン

空中に舞ったダニのフンなどのアレルゲンが付着していることがあります。

ダニ対策3カ条

正しいダニ対策とは、ダニを増やさない環境をつくり、アレルゲンとなる死骸やフンをしっかりと除去することです。特にフンは細かいので、すみずみまで掃除が必要となります。次のダニ対策に必要な3か条を守り、アレルギー予防に取り組みましょう。

① ダニを増やさない環境にする

ダニは爆発的な増殖力を持っているので、ダニが増えにくい温度や湿度に環境を整え、住処をなくすことが大事です。

② 死骸や糞をしっかり吸引

ダニを殺しただけでは、死骸や糞が残っています。
きちんと布団に残っている死骸や糞を吸引しなければなりません。

③ 部屋中を効率的に掃除

日常生活では、ハウスダストがあちこちに飛散します。
ハザードマップを参照して、効率的に部屋全体をきれいに掃除して、ダニやホコリを除去します